北山林業はその他の林業とどこが違う

北山杉の林を見ると、真っすぐに空に向かって、細く長く伸びています。これは、北山独自の品種を植林していること・・・
植林して6~7年経ち、北山杉が元気になると鋭い刃物(独特の枝打鎌)で4~5年に一度丁寧に枝打ちをしていることから、写真のように独特の林相をしているのです。
全体に同じ太さに、また、真っすぐな枝跡のないきめ細かな木肌を持った北山磨き丸太を作ることに、ただひたすら取り組んでいるのが、北山の林業で、世界で一番人手を要する林業です。

北山杉の色々な用途と種類

絞り丸太

木肌に波状に出る天然絞りを人工的につけた商品です。
伐採の2〜3年前に箸状の材料を幹に巻き付けて絞り模様をつけたものです。

磨き丸太

材質が緻密で筋がなく木肌はなめらかで光沢があり、また通直で真円に近く元末の差が少ないのが特徴です。

埋木加工

通常磨き丸太には背引きと呼ぶ割れを防ぐための切込みが入っていますが、同じ磨き丸太を細く切って「背引き」に埋木を施し、360度見える場所でご利用がし易く成りました。

加藤林産の目指す《絞り床柱》と製造方法の特長

加藤林産では、北山丸太はそれ自身が目立ってはいけないと考えています。
床柱の場合、少し控えめで、床に飾る花・掛軸などが先に目にとまり、 飾ったものを引き立てる、額縁の一部とならなければいけません。

「北山伝統技術の良い面は積極的に活用しています」

  • 絞り(表面につける凹凸)加工に2年以上の時間をかけます。
  • 絞り型を外し、《枝締》と呼ぶ最後の枝打を施します。
    木肌をよりこまやかにするための北山独特の技法です。
  • 伐採後、約1ヶ月山で《葉干》をします。

「独自の新しい開発技術もどんどん採用しています」

  • ヘリコプターを使用し工場へ搬入
  • セラミックヘッドの水圧バーカーで皮をはぎ、人工冷風で表面の色出し艶つけをします。
  • レーザー光を使った《背引》システム
  • 乾燥も独自の特許技術で1次・2次の二段階
  • 特殊なブラシを使った全自動磨丸太研磨機で艶を出します。

「なぜそこまでするか」

10年20年後により良い色艶を出すためには、どうしても時間と設備が必要なのです。
沢山の山の技術者が苦労し、3~40年もかけやっと育った北山杉(娘)を、 「きれいだね・年数が経つほど気品が増すね」と言っていただきたいのです。

「さらに、北山杉をもっと使っていただくために」

  • 熟練大工さん以上の精度で加工できる、丸太専用プレカットNC加工機を開発しました。パソコンで寸法を入力すると、全自動で仕上げます。

伝統産業の良い点は承継し、品質が良くなるための技術はとしどし取り入れる。これが弊社の向かっているところです。

 

プレカット床柱《累計本数50,000本の実績》

大手住宅会社も次々採用

熟練大工さんがノミ・カンナ等を使い建築現場で加工していた絞り・磨き床柱をNC制御の専用プレカット加工機で0.1ミリの精度で弊社が事前に加工をしてお届けしています。
加工はパネル溝・小壁溝・戸ジャクリなどの縦方向削り加工も、敷居・鴨居・落とし掛け・框などの横方向大いれ加工もできます。

プレカット加工の特徴

  1. ベテラン大工さん1.5人工の省力化
    工期短縮コスト削減
  2. 現場加工に比べ精度が高く、壁尻がとても美しく仕上がります
    施工品質の向上
  3. 柱側の加工精度が高く、クロス貼りにもパテ埋めなどの必要が有りません
    施工品質の向上
  4. 現場での削りゴミが減ります
    産廃コストの削減
  5. 特許背パネル加工により割れの発生を大幅に無くしました
    クレームの減少
  6. 北山丸太床柱は無垢材なので将来のグリーン材使用にも寄与
    将来のグリーン材使用

プレカット技術を使って簡単に組み立てできる
数寄衝立・数寄応接

すきついたて
数寄衝立

床柱プレカットシステムを完成させた加藤林産はその技術を使い、主婦が簡単に組み立てられる、《数寄衝立》を商品化しました。
組み立てを終えた状態でお届けします。
《ノミ・カンナ》はもちろんドライバーも要りません。
弊社開発のアジャスターで調整いただくだけで取り付けできます。
用途
「リビングを少し和風にしたい」
「パソコンなどを囲いたい」
「目隠しがほしいが、適当なものものが無かった」
等々・・・
サイズ:600㎜巾・900㎜巾・1200㎜巾

★ご指定の天井高に加工後、宅急便でお届けし、簡単にすえつけ可能です。

すきおうせつ
数寄応接

さらにこの《数寄衝立》を発展させた《数寄応接》は、「オープンロビーに少し落ち着いた応接を」にはピッタリです。
この《数寄応接》は、新たな北山杉の用途開発として、平成12年3月10日、京都府知事の表彰を受けました。(北山杉は京都府の府木です。)
床の間も付け、障子と北山丸太がきっと商談を優しくまとめてくれるでしょう。
お客様の評判も上々、堅い話でも疲れないようです。